韓国・大田（デジョン）で6月9日から13日まで開催された「第4回 International Fusion and Plasma Conference (iFPC 2025)」に参加し、12日に基調講演を行いました。この会議は約500人規模で、核融合プラズマを中心に、核融合技術、宇宙プラズマ、プラズマ応用、加速器・レーザープラズマといった幅広いトピックが活発に議論されました。

ハイパースペクトルカメラによるオーロラ観測が、iFPC 2025の基調講演に選ばれました。大勢の人を収容できる大きな会場で、見た目はとてもかっこよかったのですが、壇上にいると少し困ったことがありました。それは、フロアからの質問者の声が聞き取りづらいという点です。声がこもってモゴモゴしてしまい、はっきり聞こえませんでした。壇上のスピーカーからの音声と、それが向かいの壁に反射して返ってくる音が、わずかにずれて混ざってしまうようで、音響があまり良くなかったのです。