データ科学で未踏空間「プラズマ位相空間」に迫る —フュージョンエネルギー開発の課題解決に寄与―
小林達哉准教授、吉沼幹朗助教、居田克巳教授らの研究グループは、医療分野などで用いられているデータ解析手法「トモグラフィ」をプラズマ診断に適用し、未踏空間「プラズマ位相空間」における分布の変化を高速計測することに世界で初めて成功しました。
短時間加熱によりプラズマの熱と乱流の伝達が高速化
大型ヘリカル装置(LHD)において、プラズマ内の熱と乱流の伝播を調査すると、熱が短時間で与えられるほど熱の伝わる速度が大きくなることが分かりました。
Isotope effects on transport characteristics of edge and core plasmas heated by neutral beam injection (NBI) in an inward shifted configuration at the Large Helical Device
H. Zhou, Y. Xu, M. Kobayashi, A. Shimizu, R. Seki, K. Tanaka, T. Tokuzawa, M. Yoshinuma, Y. Takemura, H. Takahashi...
核融合プラズマのデジタルツインによる予測制御の初実証
核融合プラズマに対してデータ同化を行うシステムを開発し、新たに制御機能を加えて、核融合プラズマのデジタルツイン制御を行うことができるシステムを実現しました。
機械学習を用いたプラズマ分布解析手法を開発
ガウス過程回帰を用いてレーザー干渉計などの積分計測からプラズマの密度分布およびその空間変化率を推定する手法を考案しました。