研究方法

超伝導マグネットによる強磁場プラズマ閉じ込め装置とメガワット級ジャイロトロンを用いることで、従来の直線ミラー装置やダイポール型装置の課題であった高密度化を実現する。燃焼プラズマでは DT反応で発生する3.5 MeV-α粒子による自己加熱でプラズマを維持するシナリオが想定されている。強力な電子サイクロトロン加熱による電子加熱で燃焼プラズマを模擬し、Te~Tiの熱平衡状態への緩和の成立性とそこで励起される乱流や Alfvén不安定性に由来する熱・粒子輸送・損失について、従来のモデルとの比較検証を実施する。

図.超伝導直線装置と強力な電磁波による電子加熱により、燃焼パラメータでプラズマの特性を明らかにする。プラズマ燃焼を検証する。